目次
- バイデン大統領、米大統領選からの撤退 代わりの候補としてハリス副大統領を指名
- カマラ・ハリスの生い立ち
- カマラ・ハリスの教育と初期のキャリア
- カマラ・ハリス検事としてのキャリア
- カリフォルニア州司法長官
- 連邦上院議員
- 2020年アメリカ合衆国大統領選挙
- ハリス副大統領としての活動
- 家族と私生活
- まとめ
バイデン大統領、米大統領選からの撤退 代わりの候補としてハリス副大統領を指名
2021年1月20日、アメリカ史上初の女性副大統領として就任したカマラ・ハリスは、アフリカ系アメリカ人および南アジア系アメリカ人としても初めての副大統領です。バイデン氏が撤退したことによってハリス氏が大統領選に出馬するのではないかといわれています。そんな彼女の多様な背景とキャリアは、多くの人々にとってインスピレーションとなっています。この記事では、カマラ・ハリスの生い立ちから副大統領就任までの経歴、そして家族について詳しく紹介します。
カマラ・ハリスの生い立ち
カマラ・ハリスは1964年10月20日、カリフォルニア州オークランドで生まれました。父親のドナルド・ハリスはジャマイカ系の経済学者で、母親のシャマラ・ゴパランはインド出身の乳がん研究者でした。幼少期に両親が離婚し、カマラと妹のマヤは母親に育てられました。カマラは母親から「黒人の娘」として育てられ、差別や平等について深く考える環境で成長しました。
カマラ・ハリスの教育と初期のキャリア
ハリスはワシントンD.C.のハワード大学で政治学と経済学を専攻し、アルファ・カッパ・アルファのソロリティに参加しました。その後、カリフォルニア大学ヘイスティングス・ロー・スクールで法務博士号 (J.D.) を取得し、1990年にカリフォルニア州の法曹資格を取得しました。彼女はアラメダ郡の地方検事局でキャリアをスタートさせ、サンフランシスコ地方検事局を経て、サンフランシスコ市検事局に採用されました。
カマラ・ハリス検事としてのキャリア
2003年、ハリスはサンフランシスコ地方検事に当選しました。彼女は麻薬密売の初犯者に対し、高校卒業と就職の機会を与えるプログラムを始め、極めて低い再犯率を達成しました。また、子供への性的暴行事件の捜査や薬物犯罪者の更生プログラムに力を入れ、検事としての地位を確立しました。
カリフォルニア州司法長官
2010年、ハリスはカリフォルニア州司法長官に当選し、2014年に再選されました。彼女は、州の収監中の囚人数が収容能力の2倍に達することが違憲であるという最高裁判決に基づき、囚人たちの出所期限を延期させ、山火事の消火などに投入する政策を進めました。この政策は一部から「奴隷労働」と批判されましたが、州司法長官としてのリーダーシップを示しました。
連邦上院議員
2016年、ハリスはカリフォルニア州選出の連邦上院議員に当選し、女性としては州で3人目、黒人女性としては2人目の上院議員となりました。上院議員として、単一医療保険制度、大麻の連邦政府による合法化、不法移民のための市民権への道などを支持し、公聴会では鋭い質問で注目を集めました。
2020年アメリカ合衆国大統領選挙
2019年、ハリスは2020年アメリカ合衆国大統領選挙の民主党予備選挙に立候補しましたが、資金不足を理由に撤退しました。その後、バイデンから副大統領候補に選ばれ、2020年8月11日に正式に副大統領候補として発表されました。彼女は2020年11月3日の選挙で当選し、2021年1月20日に副大統領に就任しました。
ハリス副大統領としての活動
副大統領として、ハリスはバイデン政権の一部として様々な課題に取り組んでいます。特に、移民問題や気候変動、経済回復に焦点を当てています。また、南部国境の移民問題に対処するために、メキシコや中米諸国との協力を推進しています。
ハリス副大統領の家族と私生活
ハリスは2014年にユダヤ系白人の弁護士ダグ・エムホフと結婚しました。ダグはアメリカ初のセカンドジェントルマンとして知られています。ダグには前妻との間に二人の子供がいます。特に、エラ・エムホフはニューヨークのパーソンズ美術大学で服飾とテキスタイルを専攻し、デザイナーとしても活動しています。
エラは、大統領就任式での「ミュウミュウ」のコートと「バットシェバ」のワンピースの装いが注目を集めました。彼女はまた、自分の得意とする服飾デザインとニッティングを生かしてチャリティ活動も行っています。
まとめ:カマラ・ハリス副大統領の経歴や家族について、初の女性大統領誕生か？
カマラ・ハリス副大統領の生い立ちから現在に至るまでの経歴は、アメリカの多様性と可能性を象徴しています。彼女の家族もまた、多様なバックグラウンドを持ち、それぞれの分野で活躍しています。11月の大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領がSNSで選挙戦からの撤退を表明しました。 バイデン氏に代わる候補としてハリス副大統領の活躍に期待が高まりますね。
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