事件
2024年7月12日、全米から集まった参加者は口々にトランプ前大統領の名前を叫び、自分たちの大統領候補決定に熱狂しました。ウィスコンシン州ミルウォーキーで15日に開幕した共和党大会では、党シンボルカラーの赤いプラカードが会場を彩り、お祭りムード一色でした。副大統領候補に選ばれたバンス上院議員への期待と不安の声が交錯しました。この記事では、共和党大会の様子、そしてバンス上院議員について詳しく紹介します。
目次
共和党大会の盛り上がり
「米国を再び偉大に」のスローガンが会場の至る所に掲示され、Tシャツや帽子などトランプ氏のグッズ販売店に多くの人が列を成しました。テキサス州の代議員は赤色のシャツにカウボーイハット姿で異彩を放ち、指名投票手続きでトランプ氏の名前が出るたびに大歓声が挙がりました。
テネシー州のウェイン・ホルコムさん(65)はトランプ氏が13日の暗殺未遂事件で命に別条はなかったことに「神に守られ天使が肩に乗っている。なるべくして大統領になる」と話しました。
妻と会場入りしたバンス氏は代議員らと笑顔で握手しました。ニューヨーク州のピーター・ギウンタさん(30)は「新しい世代が出てくるのはいいことだ」と39歳のバンス氏に期待しました。
副大統領候補バンス氏の来歴
ジェームズ・デイヴィッド・ヴァンス(James David Vance)は、1984年8月2日、オハイオ州ミドルタウンで生まれ、ドナルド・ボウマンとベヴ・ヴァンスの息子として誕生しました。母親の依存症や家庭の不安定な状況から、主に祖父母に育てられました。
学歴と初期の職歴
故郷の公立ミドルタウン高校を卒業後、アメリカ海兵隊に入隊し、イラクに派兵されました。除隊後、オハイオ州立大学でBAの学位を取得し、イェール大学のロースクールでJD(法務博士)の学位を取得しました。ロースクール卒業後は、ベンチャーキャピタル会社で社長を務め、NPO「Our Ohio Renewal」を設立しました。
作家として
自伝『ヒルビリー・エレジー』で知られ、白人労働者階層の姿を描いたものとして全米のメディアから注目を集めました。
政治家として
2022年の中間選挙ではオハイオ州から上院選に名乗りを上げ、ドナルド・トランプの支持も得て共和党候補になりました。そして、2024年7月15日、2024年大統領選挙に出馬しているドナルド・トランプ前大統領の副大統領候補に指名されました。
私生活
ヴァンスはロースクール時代の同級生、ウシャ・チルクリと結婚し、息子ユアンがいます。2019年8月、オハイオ州シンシナティでカトリックに改宗しました。
ウシャ・チルクリ・ヴァンスとは?
背景と家族
Usha Chilukuri Vance は、J. D. Vance の配偶者として最もよく知られています。彼女の父親はオスマニア大学の元教授で、母親は主婦です。ウシャには、エンジニアの兄と医師の姉がいます。
学歴とキャリア
Usha ChilukuriがJ. D. Vance と出会ったのは、2人ともイェール大学の学生だったときです。彼らは1993年に結婚し、2人の子供がいます。Usha Vance は、移民法を専門とする弁護士です。彼女は国際救助委員会のボランティアでもあり、難民の米国への再定住を支援しています。
年齢と国籍
ウシャ・チルクリ・ヴァンスの年齢は正確には不明ですが、40代です。彼女はアメリカ国籍を持ち、混血に属しています。彼女は高い教育を受けており、その知識と経験を活かして活躍しています。
まとめ
この記事では、共和党大会の盛り上がりや副大統領候補に指名されたジェームズ・デイヴィッド・ヴァンスについて、そして彼の妻であるウシャ・チルクリ・ヴァンスについて紹介しました。今後も注目されるニュースについて追記していきますので、ぜひご覧ください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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